AK(エースキング)の戦い方
1.AK(エースキング)の対ハンドごとの勝率
本日はAK(エースキング)の戦い方について解説します。
■AK(エースキング)の対ハンドごとの勝率
まずはAK(エースキング)の各ハンドとのヘッズアップでの勝率です。
相手のハンド | AKの勝率 |
対AQo | 約72% |
対98o | 約60% |
QQ以下のポケット | 約43~48% |
KK | 約30% |
AA | 約7% |
ご存じの通りAK(エースキング)はほぼ全てのハンドに46%以上勝てるプレミアムハンドとなります。
AKを制するものはポーカーを制すと言っても過言ではありません。
しかし、一方でAK(エースキング)で飛んだ方、沢山チップを持っていかれた方も多いのではないでしょうか。
そんな方の為に、私なりのAK(エースキング)の戦い方を伝授します。
2.AK(エースキング)のプリフロアクションについて
私がまずAK(エースキング)で常に意識しているのはヘッズアップに持ち込むことです。
前述した通りAK(エースキング)は全ハンドにある程度の勝率がある反面、弱いハンドにも負ける可能性が大きい為、人数が多ければ多いほどかなり弱いハンドになります。
従って、プリフロ時には必ず3Betもしくは4Betのレイズをします。ポジションによっては自分がオープンになりコールで回る場合もありますがとにかく人数を絞ることを意識します。
※特にSBやBBの時には5倍くらいの3Bet(もしくは4Bet)のレイズをしてフロップを見ずに下ろすようにします。
3.AK(エースキング)のフロップ後のアクションについて
プリフロで3Bet以上のアクションをした場合
下記の3パターンのフロップを元に解説します。
1.A87
AK(エースキング)にとって理想のフロップになります。AQやAJのプレーヤーからきちんとバリューを取るためにポッドの2分の1くらいのCBを打ちます。99~QQもワンコールできる額をベットします。
2.JT2
AK(エースキング)が十分戦えるフロップになります。
2オーバーのナッツストレートドロー。しかし現状は負けている可能性が高いため、この場合はかなり強め(ポッドの3分の2くらい)のCBを打ちます。イメージとしては上ポケ主張も兼ねてKJ、QJといったハンドを下すイメージです。
3.T98
AK(エースキング)にとって最悪なフロップになります。得意とするAJやAQにも厳しいボードです。相手に最低でもドローが入っている可能性大です。この場合はCBは打たず一旦チェックで回します。
※AKs(エースキングスーツ)でのフラッシュドローの場合は割愛。詳しくはこちら
4.AK(エースキング)で注意しないといけない場合
上記の1のパターンのようにTPTK(トップペア、トップキッカー)であるAK(エースキング)に取って有利にゲームを進められるボードもありますが一方で実際には相手が勝っていて逆にバリューを取られてしまうケースもあります。
それは、相手にセットやAxのツーペアが入っている場合です。
もちろんプリフロで3Betしている前提とはいえ、ミドルポケットやAx(xハイカード)は十分にコールできるレンジです。
従って、TPTKでの状況下でも常に相手のハンドの方が強いかもしれないということは意識してプレーする必要があります。
5. AK(エースキング)でやってはいけないこと
AK(エースキング)は稼げるハンドではありますがトーナメントなどで最後に飛ぶハンドにもなりやすいです。
従ってスタックがある間は3Bet、4Betでヘッズに持ち込みまずはフロップを見ましょう。(もちろんスクイーズが一番嬉しい)
AK(エースキング)=降りれないからオールインという考えは中長期的に見ると期待値マイナスです。なぜならば20BB以上のオールインにコールできるハンドの大半がプリフロップにおいてAK(エースキング)よりも有利なハンドだからです。
みなさんも今一度、AK(エースキング)の戦い方について見直して見て下さい。