フロップでセットが完成した時の戦い方

1.フロップセットが完成した時の戦い方

1.フロップセットが完成した時の戦い方

本日はフロップでセットが完成した時のアクションについて解説します。

個人的にはポーカーをプレイしている中で最もドーパミンが分泌される瞬間です。1ペア、2ペアなどのハンドを持つプレーヤーからバリューを取ることが重要です。

※ハンドがポケットペアの時にフロップでセットが完成する確率は10.8%となります。
ここではキャッシュゲームにおけるセットが完成した時の基本的な戦い方を解説しています。

2.ポジションがある時

2.ポジションがある時

相手のプリフロップでのアクション(オリジナルレイザーか等)とボードを見て相手のハンドが良さそうかを考えます。

例えばボードが 9 6 2 だったときに、相手がタイトでオープンレイザーだった場合はボードに絡んでいない可能性が高いと判断できます。もしボードが A Q 8 等の場合はヒットしている可能性が高いと判断できます。

相手がチェックしてきた場合
①相手のハンドが弱そうな時  ➡︎  チェックしてターンで相手のハンドが良くなる事を期待する。

②相手のハンドが強そうな時  ➡︎  ポットの半額以上をベットし、レイズされる事を期待する。

相手がベットしてきた場合
相手が打ってきた時の選択肢はコールするかレイズするかの2択となります。

①相手がタイトなプレイヤーでレイズしたら降りてしまいそうなタイプの場合はコール止め。

②ルーズなプレーヤーの場合はレイズ。

③フロップがストレートやフラッシュ目がある時

2トーン(2つの同じスート)やQJといった階段のボードの時、この場合は積極的に打っていくべきです。相手がチェックしてきた時はポットの2/3からポットサイズを打ち、相手がベットしてきた場合はレイズしましょう。相手にドローの代償を払わせる打ち方をする事が基本となります。

3.ポジションがない時

3.ポジションがない時

ポジションがある時同様に相手のハンドが強いかどうかをプリフロップのアクションとフロップから推測します。

①相手のハンドが強いと考えられる時 ➡︎ チェックしてチェックレイズを狙う。

②相手のハンドが弱そうな時 ➡︎ チェックして様子を見る。もし相手がチェックしてきたらターンで相手のハンドが強くなる事を祈る。ベッドしてきたらコール止め。

③フロップがストレートやフラッシュ目がある時 ➡︎ ポットの2/3からポットサイズを打ち、フリーカードを与えないようにしましょう。

4.注意しないといけない場合

4-1.注意しないといけない場合

フロップがモノトーン(全部同じスート)の時、または KQT / QJT のような場合は注意が必要です。
フロップでフラッシュやストレートが完成しているかもしれませんので、慎重にプレイしなければいけません。この場合は相手のプレイスタイルから読むしかありませんが、多くの場合フロップではリスクを取って打った方が良いです。

4-2.セットオーバーセットについて

自分より上のセットが出来ている可能性はかなり低く(1%程度の確率です)、その事は考えずにプレイしましょう。

953のボードで5のセットが完成した時に9セットがいたとしたらそれは事故なので諦めましょう。ただ例外もあります。プリフロのアクションでタイトなプレーヤーが3Betや4Betで入ってきた時にボードに絵札以上が落ち、オールインまでしてきた場合はセットが出来ている可能性が非常に高く、それが想定される時は降りた方が良いです。

私は過去に2回、フロップセットでFoldしたことがあります。(もちろん、ストレートフラッシュ目がないボードです。)いずれも相手はオーバーセットを持っていました。

5.ポケットが入った時のプリフロップのアクション

5.ポケットが入った際のプリフロのアクションについて
ミドルポケット以下のハンドの場合、プリフロップのアクションによってはFoldします。

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コールするか否かの基準に関しては相手のバックスタックを見ます。
極論、明らかに上ポケットの動きだとしても1,000BBスタックがあるプレーヤーの100BBのレイズにはコールします。なぜなら相手がAAと仮定した時にミドルポケット以下のセットを引いた際には大きなポッドを獲得することができるからです。従って、相手のバックスタックが大きい時はある程度コール。逆にセットを引いてもバックスタックが少ないプレーヤーとのヘッズアップの場合はFoldします。上記の根拠で行くとプレーヤーが多ければ多いほどセット完成後の期待値は高くなります。

最後に

こちらはあくまでキャッシュゲームの時の基本的な考え方となり、トーナメントであればプリフロップでオールインをしかけなければいけない場面も多くあります。基本を覚えて相手の裏をかくプレイを目指しましょう!