フラドロ(フラッシュドロー)の戦い方とバリューの取り方

1.フラドロ(フラッシュドロー)の戦い方

1.フラドロ(フラッシュドロー)の戦い方

本日はフラドロ(フラッシュドロー)時の戦い方とバリューの取り方を解説します。
結構、同じハンドでもスーツか否かではそこまで勝率は変わらないとスーツを軽視するプロもいますが私はスーツを大切にしています。スーツが好きなイメージを相手に与えることでモノトーンボードでのブラフなどが効きやすくなるメリットもあります。

一方でフラッシュが完成しなかった際のブラフも難しい為、スーツを扱う際にはフラッシュドローの段階で相手をfoldさせる技術も必要になります。

2.スーツになる確率

2.スーツになる確率

スーツが入る確率は約24%あります。ざっくり4回に1回はスーツが入ります。その中でスーテッドコネクターになる確率は4%A持ちのスーツになる確率は3.6%です。

もちろん、プリフロップのアクションによってはFoldすることがほとんどになります。しかし、フラッシュになりやすいというアドバンテージもあるため相手とベットサイズを考慮したうえで参加するかを判断する必要があります。

3.スーツがフロップで絡む確率

3.スーツがフロップで絡む確率

スーツがフロップでフラッシュになる確率は1%弱とほとんどありません。

しかし一方でフロップの段階でフラッシュドローになる確率は約11%とポケットペアがフロップでセットを引く確率と同じくらいです。
また、フロップでフラッシュドローの際にフラッシュが完成する確率はフロップで36%、ターンで18%となります。

4.フロップフラッシュドローの際のアクション

4.フロップフラッシュドローの際のアクション

フロップでフラッシュドローが完成した際に特に私が気を付けていることは必ずボードを見てアクションを決めるということです。

下記の2パターンを例にします。

例1

私 KTs()CO

相手 AQo UTG

フロップ A87 (A8

私はナッツフラッシュドローを持っています。

さてこの場合はどうするかと言いますととにかく強気に打ちます。
私は仮にフラッシュを引けなくてもAQをFoldさせる絶対的な自信があります。恐らく相手はCBを打ってきますが私は2倍のレイズを返します。理由はAが落ちていることで相手からバリューを多く取れるからです。また、ターンで仮にフラッシュを引けなくてもストレートドローになる確率も高い(Q,J,9,6が落ちた場合)のでターンでさらに大きなアクションを取れます。

ターン 9(

フラッシュが完成しませんでした。
しかし、オープンエンドストレートドローがつきさらにアウツが増えました。相手はもちろんベットしてきますが私はここでは3~4倍くらいのレイズを返すでしょう。相手から見るとドローっぽいと見えるかもですが逆にドローが怖いからレイズしてきたのではないかとAQo側からの視点ではとらえることができます。
従ってセットやツーペアの可能性もあることからコールしにくい状況を作り出すことができます。

逆にコールされてもこちらはアウツが8枚増えたので40%弱の確率で捲ることができます。

例2

私KTs(

フロップ J64(J6

一見、例1と比べてもこちらのハンドの方が勝てそうな気がします。(1オーバー)

しかし、相手もボードが絡んでない可能性が極めて高いです。従ってあまりバリューを取れないことが濃厚であるためチェック、もしくはコール止めでフラッシュを引きに行きます。
※個人的にはターンでAとかQとかが落ちて相手のハンドが強くなって初めてバリューが取れるのでそっちの方がやる気が出ます。

5.フラッシュ完成後のアクションについて

5.フラッシュ完成後のアクションについて

こちらは賛否両論かと思いますが私はフラッシュ完成後は穏やかなアクションをして、リバーで大きくバリューを取ることを心がけています。

中には、リバー前にフラッシュが完成している場合に、相手のハイカード1枚のフラッシュドローをおろしたいという人もいますが私は真逆です。
1枚フラッシュドロー、トップペアくらいにはついてこさせるくらいのサイズでベットする方が確実に期待値は高いです。更にはもっと打ちすぎてフラッシュを主張することでツーペアやセットにもFoldされてバリューが取れない為、ボードをきちんと見たうえでベット調整する必要があります。

6.まとめ

6.まとめ

結論、スーツはドローがつけば何とか戦えるということです。

逆にフロップでセット(約11%)を引いても捲られることもあるので個人的にはフロップフラドロの11%を引く方が燃えます。もちろんドローの際にも相手の残りスタックをきちんと確認してベットコントロールすることが最も重要となります。

皆さんも今一度、スーツの戦い方を考え直してみてはいかがでしょうか。