カリビアンスタッドポーカーの基本ルール

1.カリビアンスタッドポーカーについて

カリビアンスタッドポーカーは、ディーラーとの1対1でポーカーの役の強さを競うゲームです。カードはディーラーとプレイヤーにそれぞれ5枚ずつ配られます。一般的なポーカーはカードチェンジをすることができますがカリビアンスタッドポーカーは配られたカードで勝負をする至ってシンプルなポーカーゲームです。
役の強さはディーラーとのみ比べますので、同じテーブルに複数のプレイヤーがいても関係なく対ディーラーとの勝負となります。

2-1.カリビアンスタッドポーカーの基本情報

カリビアンスタッドポーカーで使用するカードはジョーカーを除く52枚のトランプとなります。一般的なポーカーと同様で役が絡む絡まない関係なく2が1番弱く、Aが1番強いカードになります。
まず初めにプレイヤーはアンティと呼ばれる参加費を払います。そこからカードが配られ勝負するか否かを決定します。参加する際にはコールにベットします。基本的にコールはアンティの2倍の額を置きます。その他にボーナスと呼ばれる強い役が成立した際に配当を得られるベット法があります。こちらは任意で置くことができます。

2-2.役の種類と配当

ハイカード
ペア以上の役が揃わなかった状態をハイカードといます。
ハイカードの配当は1倍で、ボーナスの獲得はありません。

ワンペア
同じ数字が2枚揃う役をワンペアといいます。
ワンペアの配当は1倍で、ボーナスの獲得はありません。

ツーペア
ペアが2つ揃う役をツーペアといいます。
ツーペアの配当は2倍で、ボーナスの獲得はありません。

スリーカード
同じ数字が3枚揃う役をスリーカードといいます。
スリーカードの配当は3倍で、ボーナスは賭け金の5倍を獲得できます。

ストレート
連続した5枚の数字が揃う役をストレートといいます。
ストレートの配当は4倍で、ボーナスは賭け金の10倍を獲得できます。
また、Aを挟むパターンはストレートにはなりません。
例）Q、K、A、2、3

フラッシュ
同じスートが5枚揃う役をフラッシュといいます。
フラッシュの配当は5倍で、ボーナスは賭け金の25倍を獲得できます。

フルハウス
ツーペアとスリーカードが同時に揃う役をフルハウスといいます。
フルハウスの配当は7倍で、ボーナスは賭け金の100倍を獲得できます。

フォーカード
同じ数字が4枚揃う役をフォーカードといいます。
フォーカードの配当は20倍で、ボーナスは賭け金の250倍を獲得できます。

ストレートフラッシュ
連続した5枚の数字で、かつ、同じスートが揃う役をストレートフラッシュといいます。
ストレートフラッシュの配当は50倍で、ボーナスは賭け金の2,500倍を獲得できます。

ロイヤルフラッシュ
同じスートの「10、J、Q、K、A」が揃う役をロイヤルフラッシュといいます。
ロイヤルフラッシュの配当は200倍で、100％のJackpotを獲得できます。

2-3.ディーラーの動き

カリビアンスタッドポーカーではディーラーが役によって強制的に勝負から降りるという特徴があります。
ディーラーは役がワンペア以上にならない且つAとKの両方が含まれない場合は強制的に勝負を降ります。この際にはアンティに賭けた金額の2倍の配当のみの獲得となりどんなに強い役が成立していてもコール分の配当を獲得することはできません。ボーナス（Jackpot）に関してはディーラーの手配関係なく配当を得ることができます。

3-1.カリビアンスタッドポーカーの控除率

カリビアンスタッドポーカーの控除率は5％程度と他のテーブルゲームと比較すると若干割高となります。ポーカー系の対ディーラーゲームで行くとテキサスホールディムやスリーカードポーカーの方が控除率が低い為オススメです。
一方で、ボーナス（Jackpot）のレバレッジは最高倍率のゲームである為一攫千金を目指すのであればオススメのゲームとなります。

3-2.カリビアンスタッドポーカーの確率

大半のプレイヤーがボーナス（Jackpot）での最高配当獲得であるロイヤルフラッシュを目指します。こちらの確率は約66万分の1となっており、一生に一度出るか出ないかの次元の確率となります。
また、カリビアンスタッドポーカーは自分が強い手役を持ってコールする際にディーラーが勝負ハンドになることも重要です。
ノーペアは50.11％、ワンペアは42.25％の確率で出現する為、約2回に1回はディーラーが勝負ハンドとなります。
こちら側の基本的な戦略としては、ワンペアが出たら勝負するべきと言えます。
また、ペアが揃わなくても、43.8％の確率でAKハイカード以外になりますので、ディーラーが降りる可能性も高いと言えます。必ずとは言えませんが、自分手札にA、Kがある場合は、勝負してもいいという考え方もあります。

4.カリビアンスタッドポーカーのプレイ方法

まず初めにアンティに賭けたい金額を置きます。
この後、自分のカード5枚とディーラーの5枚のカードが配られます。ディーラー側は最初の1枚だけが表向きになった状態で勝負するか降りるかを判断することになります。
従って、ディーラー側のオープンカードも勝負する上では重要な判断材料となります。勝負する場合は、コールにアンティの2倍の金額を置き自分のカードを伏せます。ボーナスに関してはアンティを置くタイミングで必ずベットする必要があります。手役を見てからボーナスを置く不正を防ぐためにボーナスのベットに関してはデジタルに管理されていることが多い為注意が必要です。

勝てそうにないと判断した場合は、Fold（フォールド）してゲームを降ります。この場合は、アンティ(ボーナスに賭けた際にはボーナスも)のチップは没収されます。
コールに2倍のベットをした後にディーラーが自分の手札をオープンします。A、K且つ役が揃っていない場合はプレイヤーのハンドをオープンすることなくアンティの2倍のチップのみの獲得になります。
ディーラーがA、K且つ役が揃っている場合は役同士の勝負で勝敗を判断します。

※注意
ディーラーが勝負から降りた際にボーナス獲得対象の役を持ったハンドを持っている時はディーラーにボーナスと声を賭けて自分のハンドをオープンして配当を得ることができます。声をかけないとそのままカードを回収される可能性がある為注意が必要です。

5.カリビアンスタッドポーカーのまとめ

前述した通り、カリビアンスタッドポーカーは一攫千金を得るには適したゲームであると言えます。
一方で配当獲得率が5％以下のボーナスに賭け続けることができるかというのも大きなポイントです。

もちろん、カジノ側の控除率の大半がこのボーナスへのベットとなります。仮にアンティに10$をベットしていたと仮定し4カードが出たもののディーラーはFold、ボーナスも賭けていないという最悪の状況であると10$の勝ちにしかなりません。反例であれば1000$以上の配当を得ることができる為大きな機会損失となります。

こちら側に強いハンドが来ている時にきちんとディーラー側も勝負してくれること、こればカリビアンスタッドポーカーで重要なポイントとなります。もちろんボーナスについても同じことが言える為、どのタイミングで自分に強いハンドが入るかなどの勝負感が非常に重要なゲームとなっております。

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