インシュランスバカラとは

1.インシュランスバカラとは

1.インシュランスバカラとは

バカラはカジノゲームで最も高額な賭金が動くゲームといわれています。
実際バカラをプレーしたことある方なら、負け続きで熱くなり最後に持ち金の全額をオールインして負けた苦い経験を持っている人も少なくないでしょう。

ほぼ50%の確率で勝つことができ賭金の上限があってないようなものなので、負け続きでも一発大きくベットして勝てば一気にプラスに持っていけるのがバカラの魅力です。そして大きくベットして負けたとき、大きく失うのがバカラの怖いところでもあります。

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通常のバカラでは、ベットしたあとに張りすぎたとか後悔することがあります。
そんなときに、ブレーキをかけられるのがインシュランスバカラの良いところです。

バカラのインシュランスとは、1.まだ勝負の結果がわかっていない状況で、2.自分が優位な状況のときに、3.追加でチップを支払うことで負けたときの損害を減らすことができるというものです。
なおインシュランスは、その配当金がベット額の範囲内になるようにしか賭けることができません。
100ドルをベットして追加でインシュランスをした場合、インシュランス時に受け取れる金額がベットした金額の100ドルになるまでしかベットできないということです。

2.インシュランスのオッズと例

2.インシュランスのオッズと例

インシュランスのオッズは以下の通りです。なお、この配当はプレイヤーでもバンカーであっても同じです。

数字 オッズ
4 1:1
5 1:2
6 1:3
7 1:4
8 1:8
9 1:9

※1 自分は7を引いており、まだ相手側が1枚もオープンしていないときは1:2
※9のときのみ、タイとなった際に配当を受け取れます。

ここで、詳しく例を入れて解説していきます。

例1:プレイヤー 4 対 バンカー2
バカラインシュランス

ここで、プレイヤーに100$ベットしているとすると、インシュランスに最大で100ドルまでをベットできます。100ドルをベットした場合、オッズは1:1なので勝っても負けてもプラス・マイナス0となります。

例2:プレイヤー 1 対 バンカー7
バカラインシュランス

ここで、バンカーに100$ベットしているとすると、インシュランスに最大で25ドルまでをベットできます。25ドルをベットした場合、オッズは1:4なので勝っても負けてもプラス・マイナス0となります。

例3:プレイヤー 9 対 バンカー未定
バカラインシュランス

ここでプレイヤーに100$ベットしているとすると、インシュランスに最大で11ドルまでをベットできます。11ドルをベットした場合、オッズは1:9なので相手にもナチュラル9を引かれてタイとなった場合、最初のベット額は返金されさらに99ドルが純益となります。

3.インシュランスをできるときの状況について

3.インシュランスをできるときの状況について

バカラでインシュランスが使える状況は、以下の2つの条件が重なった時のみになります。

①自分が優位なときのみ
インシュランスができるのは、自分が優位な状況で、かつ、まくられる可能性があるときです。
現状は勝っているが、相手がこれからカードを開くことで自分が負ける可能性があるときにしかインシュランスは使えません。

②自分が先に引くとき
最初の2枚でインシュランスするときは、自分が最初に7,8,9の数字を引いていないと当然ながらインシュランスできません。
基本はプレイヤー→バンカーの順番なので、バンカーに賭けている場合は、インシュランスが使えません。

ただしバンカーに賭けている場合でも、プレイヤーに誰も賭けていないときは、先にバンカーから引けるのでインシュランスを使うことができます。

もしインシュランスを前提にバカラで遊びたいときは、誰もいないテーブルで遊びましょう。

4.インシュランスの使い方と実践例

4.インシュランスの使い方と実践例

インシュランスはリスクを減らしたいときに有効です。
私は通常の5倍以上のベットをしてナチュラルが引けなかったときなどに、インシュランスできる状況であればリスクを減らすためにインシュランスをするようにしています。
というのも、通常の5倍以上のベットをするときというのは、バカラプレイヤーの方なら察すると思いますが、負けがこんでいて熱くなっているときです。

こういうときは、やはり流れが悪いので結局相手にまくられてしまうこともあるので、インシュランスできる状況にむしろ感謝します。

先程と同じ図を用いて、実践例を詳しく解説していきます。

インシュランス実践例①
バカラインシュランス

上記のようなときに1,000$をベットしていたりするときは、200$ほどをインシュランスした場合負けても800$戻ってくるので-200$、勝利の場合はベットした1,000$が2倍になりますがインシュランス分200$が損失となるので+800$となります。

インシュランス実践例②
バカラインシュランス
1,000$をベットして自分が「4」を引いたとき、賭けすぎたことを後悔して700$ほどをインシュランス。勝ったら+300$、負けても-300$となり、実質的にベット金額を下げることができます。

4が出た時は、相手にまくられる可能性は、5/13です。勝率6割以上ありますが、この勝率でこの金額は賭けたくないというときにはインシュランスします。

5.インシュランスの控除率について

5.インシュランスの控除率について

インシュランスは、はっきり言うと控除率はかなり悪いです。
控除率は出た目によって異なるものの、だいたい10%ほどとなります。

例えば自分の出た目が7で相手が3枚目をめくる前にインシュランスした場合、インシュランスできる状況で負けるカードが出る可能性は2/13で、可能性は15.3%しかありません。勝率85%ほどある状況で、4:1(75%)のベットをするわけですから、期待値は悪くインシュランスばかりしていたら必ず負けます。

インシュランスをできる状況というのは自分が優位な立場にいるときなので、その優位性にインシュランスであぐらをかかず、しっかりと勝ちきるプレイも大切でしょう。

私がインシュランスを使うときは、勝負どころと思って強気にベットをしすぎたときや、負けて熱くなりすぎているとき、あるいはこのゲームを最後にしてどうしてもプラスで終了したいといった区切りの場面になります。

常にインシュランスを多用する私の友人は、心のケアとして使っていると言っていましたが、彼は結局トータルで大きく負けてしまっています。基本的にはインシュランスに頼ることなくゲームを進めていくのが大切です。