4−2.静止した闇の中へ
その日の夕方、授業が終わると僕は真っ先に倉庫へと向かった。
この日は月曜日ということもあり、人の集まりが悪かった。
小1時間くらい経つとBabsを始め5、6人が集まりゲームがスタートした。
この日は早々と300$を溶かし僕は窮地に追い込まれていた。
手持ちの金額は残り500$。
まだ十分に取り返せる額だった。
上がりだと思っても返しを食らう。(このゲームの紹介記事はまた作ります。)
あたかも僕の手牌が見えてるかのようにこの日は惨敗だった。
残りの手持ちが100$近くとなり、今日はもう止めようと思った時、1人のプレイヤーがこう語りかけた。
「レートを2倍にしよう。負けてもツケでプレーできるから安心しろ。」
一瞬迷ったが、僕はもう後戻りはできなかった。
この日はその後も惨敗で、結局Total1500$負けで終了した。
帰り道。
闇を照らす街灯がどこか僕の心を余計、寂寥感に包んだ。
「俺は何しにここに来たんだろう。」
ポツポツと滴り落ちる雨は涙と化していた。
僕はそのまま、マスターのバーへと向かった。