アンダーグラウンドポーカーの探し方
1.アンダーグラウンドポーカーとは
アンダーグラウンド、通称アングラとは非合法を意味する言葉です。
アングラポーカーは非合法ポーカールームを指し、現地警察の摘発対象となります。
当然逮捕されるリスクもあり現地のマフィアが絡んでいることも多々ありますので、様々なトラブルに巻き込まれる可能性があり基本的にはおすすめしません。
しかしそれでも公式のポーカールームが存在しない国や滞在場所からカジノは遠すぎるというケースですと、近場でポーカーが打てるところがあると嬉しいなと思ってしまうのがギャンブラーの習性ですね。実際、アングラのポーカールームはほぼどこの国にも存在します。タイ、ベトナム、マレーシア、カンボジア至るところでアングラポーカールームは夜な夜な稼働しております。
今回はそんなアングラポーカールームの探し方をアジア中心に解説いたします。
2.近い国のライブカジノポーカーで情報収集
東南アジアで合法のポーカールームは島国のフィリピンを除くと、カンボジアのナーガワールドとシンガポールのセントーサカジノになります。
特にナーガワールドは非常に多彩な国籍のプレイヤーが集まるポーカールームになります。
隣国のベトナム人プレイヤーやマレーシア人プレイヤーだけでなく、韓国や欧米からもプレイヤーが集まっておりますので、そうしたプレイヤーと仲良くなってアングラポーカールーム情報を収集可能です。
3.トーナメントに参加する
アジアですとAPTやAJPCが定期的に開催されます。特に、APTは公式のポーカールームがない台湾やベトナムなどでも開催されます。
こうしたポーカーのトーナメント大会には現地からも周辺国からもたくさんのプレイヤーが集まってきます。こうしたプレイヤーと仲良くなってSNSを交換することで、現地のアングラポーカールーム情報が収集可能です。
4.SNSを駆使する
上記2つの方法が使えない場合はSNSを駆使しましょう。
近所に住んでるポーカープレイヤーを気合いで見つけ出したり、Facebookなどの現地ポーカーコミュニティグループを見つけ出したりしてそこからアングラポーカールーム情報を収集する方法もあります。
5.トラブル議事録①
アンダーグラウンドポーカーでプレーしているとマフィアや警察が絡んでくることがあり、トラブルに巻き込まれることも多くあります。そしてトラブルに巻き込まれた際には、基本的にお金は戻ってきません。
ここでは、実際に発生したトラブルを紹介します。
ベトナムで起きたことですが、たけちゃんはあるポーカールームAの上客でした。ほぼ毎日のようにポーカールームAで打っていましたが、その理由はフィッシュプレイヤーであるB氏がいたからに他なりません。負けがこんできたB氏は自分でポーカールームを開こうと一大決心をして、ポーカールームAから車で5分ほどの場所でポーカールームBを開きました。
専用のポーカーテーブルではなく、ダイニングテーブルにテキサスホールデム用のシートマットを敷いただけのしょぼい作りでチップも市販のものでしたが、フィッシュプレイヤーB氏が胴元ということでポーカールームAからどっと客が流れました。たけちゃんも同様でそのポーカールームでプレーする日が増えました。
そんなある日ポーカールームAからたけちゃんに連絡が入りました。「今日はプレイヤーが少なくてゲームがなくなったので、今日打ちたがっている客をそっちに紹介したいのだが俺らは場所を知らない。悪いけどたけちゃんの友達ということで招待してくれないか?」と。
これに快諾したたけちゃんは、「俺の友達が2名ほど来るから入れてやってほしい」とB氏に伝えてから、ポーカールームAに住所を伝えました。
しばらくして2名のプレイヤーが入ってきましたが、ポーカールームAでは見かけたことない顔でした。打ち方も初心者で、誰やねんこいつら?と思いながらプレーを続けておりました。その日のたけちゃんは、大変調子が悪く-500BBほど叩き出しており俺の友達という設定である初心者2名を狙い打ってやる!と考えていた矢先に事件が起こります。
いきなりポーカールームの扉がガチャリと開くと、屈強な男どもが何やら叫びながら入ってきます。警察か。。。と思い観念したのですがよく見るとポーカールームAのやつらが後ろにいます。
そして、全員スマートフォンを出せ!!とスマフォを没収されました。
近くのソファに我々は座らせられて、胴元であるB氏が何やら責められています。しばらくするとリンチが始まり、凄惨な現場を私はただ見ているしかありませんでした。
ポーカールームAのヤツに「俺はどうなるのか?」と聞くと、大丈夫だ。客には危害は加えないから。と彼は優しく言いました。
そして、「たけちゃん、今日は勝ってるのか?」と聞いてきたので、ボロ負けだと言うと「任せろ、今日はノーゲームにしてやる!お前のおかげだからな!」と彼は言いました。
結果その日はノーゲームとなり私のバイイン額は帰ってきました。ボコボコにされてテーブルの隅にうずくまっているB氏を置き去りにして我々はポーカールームBを去りました。
原因は、B氏がポーカールームAの客に手を出したことだったそうですが、それにしても。。。という感じでした。
B氏に後ろ盾がなかったからよかったものの、一歩間違えれば、マフィアの抗争に巻き込まれていたわけです。そしてマフィアの手引きをしたのが私ということになるので、B氏と仲が良かった私は、とても複雑な気分にさせられたのは言うまでもありません。ポーカールームの客の取り合いで争いが起きることを私が認識していれば起こらない問題だったので後悔していたものの、一方で500BBの負けが消えたのは嬉しかったですw
6.トラブル議事録②
これはマレーシアで起きたことです。私は毎日のようにあるポーカールームに通っていました。そのポーカールームでは客をボタ(後払い)で打たせることがありました。
そしてある客の負けがこんでツケが-50万円くらいまでいっていました。その客は毎日のように派手に打ってチップを溶かしていくので、周りのプレイヤーからもかなり愛されていたわけですがその日だけは彼がいませんでした。
あいつがいないとつまらないなーと思いたけちゃんは少しだけ打って50BBほど勝つと、「あいつがいないからやめるよ!」と言って夜の街にくりだし、派手に酒を飲み家でぐっすり休みました。
翌日の朝、目をさますと携帯に鬼のように着信履歴とメッセージが届いていました。メッセージの内容をみると「ポーカールームが警察の摘発にあった。お前は大丈夫か?行くつもりなら、やめておけ!!」といったようなものでした。
そして2,3日後のネットニュースでいつも楽しく一緒に打っていた仲間たちが犯罪者としてネットに晒されていました。記事を読むとちょうど私がポーカールームを後にした2時間後の出来事でした。
犯人はおそらく、ツケが50万円ほど溜まったあのプレイヤーだろうと思いましたが、タイミング的に私も疑われているのかも思ったたけちゃんはすぐにマレーシアを出国しました。
それ以来、彼らの顔を見ることはありませんでした。
7.トラブル議事録③
これもマレーシアで起きたことです。マレーシアではコンドミニアムタイプの部屋でアングラのポーカールームを運営するのが主流です。そして彼らはコンドミニアムの守衛にお小遣いを渡すことで警察が来たら連絡しろと伝えております。
その日もいつものようにポーカールームで熱い夜を過ごしていたたけちゃんは、MPのレイズに88でコールしました。フロップに8が見えて、「よし!」とテンションが上がった直後に、突然ホストが「POLICE!!!(警察だー!!」)と叫びました。
その日は2テーブル立っていたのですが、すべてのプレイヤーが一斉に席を立って裸足のまま部屋を駆け出しました。つられて私も携帯だけを手に持って、その部屋を出ました。ついでにチップをパクっていくか!なんて余裕はありませんでしたw
階段で地上まで降りると、既に皆がコンドミニアムのエントランスホールでたむろしていました。
しばらくして問題ないだろうということで、みなで部屋に戻りましたが、今日はリスクが高いのでノーゲームとなりバイインを返却して解散となりました。
8.まとめ
アングラポーカールームを探すときはコネが重要となっております。また、一度その国のアングラポーカールームを見つけてしまえば、同じ国の違う都市にあるポーカールームも比較的容易に紹介してもらえるようになります。
もちろん、現地のプレイヤーとコネを作る必要があるのですが、最低限の語学力さえあれば問題ありません。
ただし、アングラポーカールームはあくまで非合法なので、公式のポーカールームでは決して起こらないトラブルに巻き込まれることもありますのであくまで自己責任ということを肝に命じてください。
私はいままで運良く警察の厄介になってしまったといったケースはありませんが、いつも紙一重であったことは強く自覚しています。
それでももし、東南アジアのアングラポーカーを見つけたいと考えている方がいる場合には、直接ご連絡くださいw